【リペアグループだより】故障した治安Car、取引先工場へ入場も…

こんにちは。アジェンダチーム リペアグループです。

さて先日休養日ダイヤ実施のために治安Carを使用しようとしたところ、エンジントラブルを起こした旨リペアグループに連絡があったとお伝えしましたが、その翌日となる23日朝にリペアグループから取引先工場に状況を連絡したところ「レッカーを要請されたい」との結論に至ったためそのままレッカー車を手配しました。

レッカー準備中の治安Car

その後取引先工場からの回答は相当深刻なものでした。以下に要約します。

エンジン室内ガスケット・シリンダの老朽故障によりプラグホールユニットに負荷がかかって燃焼不良を起こしている。すなわち直接の原因はコイル類ではないが、これが影響しているに越したことはない。

この故障の修繕には部品を手配したのちエンジンユニットをほぼ全分解する必要があるため、とても年内に仕上げるのは難しいどころかムリであるとの回答でありました。

いったん上溝本区に持ち帰り検討をおこないましたが、新製したり中古市場から車両を選定して登録したりする時間や手間と修繕する時間とを総合的に比較した結果、コストはかかるが修繕したほうがいいだろうという結論に至り、業者に対してそのまま部品発注にかかるよう指示を出しました。

今回の修繕は「アクティ編成体質改善プロジェクト」と題して、より信頼性を重視するために必要な工事も同時におこなうこととしています。

修繕スケジュールは以下のとおり提示されました。

2021年12月23日 入場

2022年1月10日 修繕開始

2021年1月14日頃 完成・出場

※注釈 1/11-12は工場休暇のため、実作業最大3日の予定

※注釈 工場は12/26から年末休暇、1/4から操業開始するが、1/4週は他顧客作業でフルのため最短1/10となる。

今回の修繕では次の個所をまとめて修繕します。

1.エンジンユニットのリフレッシュ工事
 ガスケット・シリンダヘッドの交換

 上記パッキン類の交換
 Oリングの交換

 プラグ・シリンダヘッドの交換

 サーモスタットユニットの交換

 タイミングベルトの交換

 イグニッションコイルの全交換

 スパークプラグの交換

 上記に伴う冷却水の補給

以上の修繕で約14万円程度(作業費込)

2.ドライブシャフトにヒビがはいり、グリスが漏れていることによるリフレッシュ工事
 ドライブシャフトユニットをリビルト部品に交換
 上記に伴うオートマチックミッションオイルの補給

以上の修繕で約7万4千円程度(作業費込)

今回発注分総合計 約21万5千円

※注釈 2.については現時点で走行に支障があるものではないが、次期車両新製までのパフォーマンス維持の観点から一括にて工事を実施する。

3.12/20発生触車事案にともなう損傷個所修繕

 破損した左ブレーキランプユニットの交換

以上の修繕で約8千円程度(作業費込)

※注釈 3.については12/23に別の取引先工場に入場して修繕するべく手配を行っていたが、本エンジントラブルにより中止となった。エンジントラブルの修繕は3.の取引先と同一業者の別拠点であるため、部品を振替して修繕を実施する。

治安Car史上最大規模となった今回の体質改善プロジェクト。

果たして無事にもどり、思いっきり過ごすことができるのか。

年始にも続報をお伝えできればと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です